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Aeron Chair

Overhaul of Old Aaron Chair | Harman Miller Maintenance Center

2025/12/03 By 片上太朗

古いアーロンチェアを長く使う方法 | アーロンチェアのオーバーホール

アーロンチェアは、1994年の発売以来「20年以上使えるワークチェア」として多くのユーザーに愛されています。クラシック・アーロンチェア(1994–2016)は、日本国内でも長期間使用されている個体が多く「修理」「オーバーホール(総合点検)」に関するお問い合わせをいただく機会が増えています。

 

古いアーロンチェアのオーバーホール



ハーマンミラー公式メンテナンスセンターが提供する有料オーバーホールサービスの内容と

アーロンチェアのクラシックモデルを長く使うためのポイントをまとめました。

クラシックアーロンチェアのユーザーのみなさまにとって、最も信頼できる「維持管理の指針」としてご活用いただければ幸いです。

 

 


1. ハーマンミラー公式メンテナンスセンターのオーバーホールとは?

ハーマンミラーメンテナンスセンターは、日本国内で唯一のハーマンミラー公式修理センターです。

ハーマンミラーメンテナンスでは、有償サービスとして

純正パーツ・純正治具によるアーロンチェアのオーバーホール(分解点検)サービスを提供しています。

オーバーホールサービスは、単なるクリーニングではなく以下のような工程で構成されています。

 

  • チェア全体の分解
  • ベース・メカ・アームフレームなど構造部の洗浄
  • ワイヤー、チルト機構など可動部の摩耗診断
  • ガスシリンダーの保持力・規格点検
  • リクライニング機構の動作チェックと調整
  • ベースやメカ部の再グリスアップ(潤滑)
  • ペリクル(張地)のテンションチェック
  • 再組み立て後の全体動作チェック(複数項目)

 

中古品の表面だけを整える簡易クリーニングとは異なり、内部機構まで含めて診断・点検する「総合オーバーホール」である点が大きな特徴です。

 

 


2. なぜクラシック・アーロンチェアにオーバーホールが必要なのか?

 

10年以上使用されたクラシック・アーロンチェアには、何らかの劣化が見られます。

具体的には、次のような症状が典型的です。

 

  • チルト機構の摩耗(リクライニングの戻りが悪い・動きが重い)
  • ワイヤーや内部パーツの経年劣化
  • ガスシリンダーの保持力低下(座面がじわじわ下がる)
  • アームパッドのひび割れ・破れ
  • ペリクル(張地)のテンション低下・たわみ
  • キャスター樹脂部の摩耗・転がりの悪化

 

これらは外観だけでは判断しづらく、ユーザーが「おかしいな」と感じる頃には、不具合がかなり進行していることも珍しくありません。 その意味で、公式オーバーホールは、クラシック・アーロンチェアを安全に延命させる最も確実な方法といえます。

 

 


3. クリーニングとの違い|純正パーツの重要性

 

一般的なオフィスチェアクリーニングでは、座面や背もたれの表面洗浄・簡易分解が中心になります。

一方で、ハーマンミラー公式メンテナンスセンターは、劣化が見られるパーツを純正規格のパーツを用いの交換が可能です。

(注)オーバーホール項目以外の修理実施には別途費用が発生します。

 

特にアーロンチェアは、

  • ガスシリンダー
  • チルト機構周りのブラケット・リンク
  • リクライニングテンションを制御する内部パーツ

 

といった部分がミリ単位の公差で設計されているため、互換パーツの使用は推奨されません。

安全性と本来の性能を保つ意味で、純正部品を使用する公式メンテナンスセンターの存在は非常に大きいと感じています。

 

 

 


クラシックアーロンチェアのオーバーホール

4. クラシックユーザー向け:修理して使うべきか、買い替えるべきか?

ここからは、クラシック・アーロンチェアをお使いの方向けに

「保証期間対象外のアーロンチェアを修理・オーバーホールで延命するべきか」

「新品リマスタードに買い替えるべきか」の目安を整理します。

4-1. ペリクルに破れ・穴がある場合

クラシックのペリクルは、製造からすでに10年以上が経過している個体がほとんどで、張地自体が素材寿命に近づいています。 ペリクルに破れや大きな穴がある場合、公式でも修理対応が難しく、買い替えをおすすめせざるを得ないケースが多いのが実情です。

4-2. 座面が大きく沈む(ガスシリンダーの不具合)

座面が時間とともにじわじわ下がる症状は、ガスシリンダーの経年劣化が原因です。シリンダー交換自体は技術的には可能ですが、他のパーツも同時に劣化していることが多く、オーバーホール費用と新品購入費用を比較して検討する余地があります。

4-3. アームのぐらつき・きしみ

アームのぐらつきや軋みは、ネジの緩みやパーツの摩耗が原因で、オーバーホールやパーツ交換によって改善できるケースが多い部分です。クラシックに愛着がある方は、一度公式メンテナンスセンターで診断してもらう価値があります。

4-4. リクライニングの戻りが悪い・動きが重い

リクライニング機構の不調は、内部チルト機構の摩耗やグリス切れが原因であることが多く、オーバーホールの対象としては代表的な症状です。ただし、パーツ交換を含む本格的な修理になると費用が高めになることもあり、「あと何年使いたいか?」を踏まえた判断が必要です。

 

 


5. 新品(リマスタード)への買い替えが合理的になるケース

正規販売店として、多くのお客様のご相談をお受けしてきた中で

「これは素直に新品への買い替えをおすすめしたほうがよい」と感じるケースがいくつかあります。

  • ペリクルの劣化・破れが進んでいる(張地交換が困難)
  • ガスシリンダー、チルト機構など複数箇所の不具合が同時に発生している
  • デスクワーク時間が1日5時間以上に増えた
  • 旧来のサイズ選びが現在の体型や働き方に合っていない
  • 長期保証(12年)付きで安心して使いたい

とくに現行モデルの「アーロンチェア リマスタード」は、チルト機構・座り心地の安定性・サポート性がクラシックから大きく進化しており、長時間のPC作業が当たり前になった現在のワークスタイルにより最適化されています。

クラシックに愛着があるお客様も多いのですが、「これからの10年を考えたとき、どちらが体にとって良い選択か?」という観点で見ると、リマスタードへの買い替えが合理的なケースは少なくありません。

 

 


6. 公式オーバーホールを検討すべき人

次のような方には、ハーマンミラーメンテナンスセンターでのオーバーホールサービスを一度検討されることをおすすめします。

  • クラシック・アーロンチェアをあと3〜5年、安心して使いたい
  • 愛着のある個体があり、できれば手放したくない
  • 内部パーツを含めた安全性をしっかり確保したい
  • 純正パーツ・純正規格の安心感を重視したい

一方で、「座り心地の進化や保証を含めて、これからの10年を快適にしたい」という方には、リマスタードへの買い替えをご提案することが多くなります。

 

 


7. オーバーホールの流れ

オーバーホールの手順は、おおまかに次のような流れになります。

  1. アーロンチェア本体の集荷(宅配便など)
  2. メンテナンスセンター到着後、外観チェック
  3. 座面・背もたれ・ベース・メカを含む全分解
  4. 内部パーツの摩耗・劣化診断
  5. ベース・メカの洗浄と再グリスアップ
  6. 必要に応じた純正パーツ交換(別途見積り)
  7. 再組立後、全動作項目の最終チェック
  8. ご自宅またはオフィスへの返送

「椅子の車検」のようなイメージで、内部機構まで含めて点検するイメージです。

(注)オーバーホール項目以外の修理実施には別途費用が発生。

(注)「製品不具合箇所の検品・レポート報告・お見積り」のご案内まで 3〜4週間程度の時間を要しています。

 


8. アーロンチェアを使い続ける意義

ハーマンミラーは、単に「椅子を売るブランド」ではなく、人間工学(エルゴノミクス)とサステナビリティを重視したブランドです。

長く安全に使い続けるためのメンテナンス情報を正しくお伝えすることは、正規販売店としても非常に重要な役割だと考えています。

 

クラシック・アーロンチェアのオーバーホールを通じて、愛着のある1脚を大切に使い続ける選択肢もあれば

現行モデル(リマスタード)に乗り換え、これからの10年をさらに快適にする選択肢もあります。

その判断材料のひとつとしてお役に立てば幸いです。

 

 


9. アーロンチェアの新品購入・買い替えを検討されている方へ

クラシック・アーロンチェアのオーバーホールとあわせて

新品モデル(アーロンチェア リマスタード)の導入・買い替えを検討される方も増えています。

 

THE CHAIR SHOP(Chair株式会社)は、ハーマンミラー正規販売代理店として

全サイズの試座・フィッティングおよび12年保証付きの正規販売に対応しています。

 

新品アーロンチェアのご検討には、以下のページもあわせてご覧ください。

 

▶ アーロンチェア リマスタード Bサイズ グラファイト|THE CHAIR SHOP(正規販売店)

https://thechairshop.com/products/aeronchair

 

旧モデルの状態やお悩みに応じて、「オーバーホール」か「新品への買い替え」どちらが合理的か

お一人おひとりの状況に合わせたご相談も承っております。

 

カテゴリAeron Chair, Herman Miller

How to Select the Perfect Size for Your Aeron Chair

2025/11/18 By 片上太朗

アーロンチェアのサイズ選び|A・B・Cを正しく選ぶ完全ガイド

アーロンチェアABCサイズ

ハーマンミラーのアーロンチェアには、A・B・Cの3サイズがあります。

ところが実際のご相談では「自分にはどのサイズが合うのか分からない」「ネットの情報がバラバラで迷う」という声を非常に多くいただきます。

 

ハーマンミラー正規販売代理店であり、アーロンチェアの販売を長年行ってきたChair株式会社の経験にもとづき

身長・体格・デスク環境から見たサイズの選び方をできるだけ分かりやすく整理しました。

 

先に結論をお伝えすると、

1.  多くの日本人の体格にはBサイズがフィットしやすい

一方で、

2. 小柄な方/コンパクトなワークスペースにはAサイズ

3. 高身長・大柄な方にはCサイズ

という棲み分けが基本となります。

 


1. アーロンチェアのサイズ展開を理解する(A・B・Cの違い)

アーロンチェア ABCサイズ


まずは、アーロンチェアの3サイズの基本的な考え方から整理しておきます。

サイズによって変わるのは主に座面の奥行き・幅・背もたれの高さ・ガスシリンダーのストロークです。

 

1-1. A・B・Cサイズのざっくりしたイメージ

  • Aサイズ:小柄な方向け。日本人女性や身長160cm未満の方を中心にフィットしやすい。
  • Bサイズ:標準体型向け。日本人の平均的な身長・体格の多くがここに収まる「基準サイズ」。
  • Cサイズ:高身長・大柄な方向け。身長180cm以上、体重80kg以上の方が快適に使いやすい。

1-2. 身長ベースのサイズ目安表(あくまで「目安」です)

身長の目安 おすすめサイズ コメント
〜155cm前後 Aサイズ 足裏が床に付きにくい方や小柄な女性にはAサイズが安心。
155〜175cm前後 Bサイズ 日本人の多くがここ。迷ったらまずBサイズを基準に試してみるのがおすすめ。
175〜185cm前後 B or Cサイズ 脚が長い方や体格がしっかりしている方はCも候補。実際に座って決めるのがベスト。
185cm〜 Cサイズ 膝裏が座面の前に来るか、背もたれの高さが足りるかを基準にCサイズを検討。

上記はあくまで「数字だけ見たときの目安」です。 実際には脚の長さ・座高・体重・座り方の癖によって、ベストなサイズが変わることがあります。

 


2. 身長・体重から考えるサイズ選びのポイント

2-1. 身長だけでなく「脚の長さ」と「座高」を見る

椅子のフィット感を決めるのは、身長そのものではなく、座ったときの膝の角度と足裏の接地です。 アーロンチェアに座った状態で、以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 座面の高さを調整し、膝がほぼ90度になるか
  • 足裏がしっかり床に着くか(つま先立ちになっていないか)
  • 座面の前縁と膝裏のあいだに指2〜3本分のすき間があるか

これらが満たせていれば、そのサイズは大きく外していません。 AかBかで迷う方は、「足裏の接地」と「膝裏の圧迫感」を基準に選ぶと失敗が少なくなります。

 

2-2. 体重・体格によっても快適なサイズが変わる

同じ身長でも、細身の方とがっしりした方では快適なサイズが変わることがあります。 例えば、身長175cm前後でも

  • 細身で華奢な方 → Bサイズでちょうどよいことが多い
  • 肩幅が広く体重もある方 → Cサイズのほうが背もたれのホールド感が自然

アーロンチェアのフレームはしなる構造を持っていますが、長期使用を考えると体格に合ったサイズを選ぶほうが負荷が少なく、耐久性の面でも有利です。

 

 


3. デスク環境・作業内容でサイズが変わるケース

サイズ選びでは、体格だけでなくどのようなデスク・どんな作業姿勢で使うかも重要です。

 

3-1. 自宅のローデスク・狭いスペースで使う場合

在宅ワークで「やや低めのデスク」を使っている方や、部屋のスペースが限られている場合、Aサイズのコンパクトさがメリットになることがあります。 椅子が大きすぎると

  • 肘が机に当たってしまう
  • 椅子を引くスペースが足りず、出入りがしにくい

といったストレスにつながります。 「体格的にはBサイズだけれど、ワークスペースがかなりタイト」という方は、Aサイズも候補として検討してみてください。

 

3-2. 1日中PC作業をするフルタイムワーカーの場合

1日8時間以上デスクに向かうような使い方の場合、多少ゆとりのあるサイズのほうが疲れにくいケースが多く見られます。 身長175cm前後でBとCで迷う方は、体格と作業時間を併せて考えてみましょう。

  • 長時間作業 + がっしり体型 → Cサイズを優先的に検討
  • 短時間利用 + スタンドワーク併用 → Bサイズでも十分なことが多い

 


4. 実店舗で見てきた「よくあるサイズ選びの迷い」

 

ここからは、川崎ショールームなどで実際にお客様を拝見してきた中で、よくあるサイズ選びの「迷い」をいくつかご紹介します。

 

4-1. 「大は小を兼ねる」と思って「Cサイズかな」と思ってしまう

高級チェア=大きいほうが良い、というイメージから、身長170cm前後でもCサイズで迷われる方がいらっしゃいます。

ところが、

  • 足裏が床にしっかり着かない
  • 座面が長すぎて膝裏が圧迫される
  • 腰当ての位置が高くなりすぎる

といった問題が起きやすく、長時間使用で疲れやすくなります。

基本は身長ベースでBサイズを基準にし、どうしても窮屈な場合にCを検討するくらいの感覚がちょうど良い印象です。

 

4-2. 見た目のコンパクトさで「Aサイズかな」と思ってしまう

逆に「部屋を広く見せたい」「かわいらしいサイズが好き」という理由だけでAサイズを選ぶと、

・座面が短すぎて太ももに荷重がうまく乗らない ・肘置きが低く、肩が詰まった姿勢になりやすい

といった不具合につながることもあります。

 

見た目や価格だけでなく、必ず「座り心地」と「体への負担」を優先してサイズを決めるのがおすすめです。

 


5. クラシックとリマスタードでサイズ感は変わる?

アーロンチェアには、1994年から続く「クラシック」と、2016年以降の「リマスタード」があります。

サイズ表記(A・B・C)は同じですが、座面形状やペリクルのテンションが異なるため、座り心地には違いがあります。

 

サイズそのものは大きく変わりませんが、

  • リマスタード:サポート感が高めで、ややタイトに感じる方もいる
  • クラシック:柔らかく包み込まれるような印象で、ゆとりを感じやすい

といった傾向があります。 詳しくは、アーロンチェアの歴史と評価をまとめたこちらの記事も参考にしてください。

→ Is the Aeron Chair Overrated or Timeless?|アーロンチェアは時代遅れか、それとも普遍か

 

 


6. 最終的には「実際に座ってみる」のが確実

身長・体格・デスク環境などからアーロンチェアのサイズ選びの考え方をご紹介してきました。

目安としては、

  • 〜155cm前後:Aサイズを中心に検討
  • 155〜175cm前後:Bサイズが第一候補
  • 175cm以上・がっしり体型:BとCで実際に座り比べ

というイメージを持っていただければ大きな失敗はありません。

とはいえ、最終的な答えは「実際に座ってみて、身体が楽かどうか」です。

 

Chair株式会社では、川崎ショールームでの試座や、オンラインでのサイズ相談も承っています。

 

購入をご検討中の方は、THE CHAIR SHOP(オンラインストア)のアーロンチェア商品ページや、 より詳しいサイズ図・数値を掲載したアーロンチェア サイズガイド(THE CHAIR SHOPブログ)も併せてご覧ください。

 

「自分に合うサイズが分からない」「AとBで迷っている」など、サイズ選びでお困りの際は、 どうぞお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。 アーロンチェアを最良のパートナーとして長くお使いいただけるよう、専門店として全力でサポートいたします!

カテゴリAeron Chair

The Aaron Chair Repair Site

2025/11/17 By 片上太朗

アーロンチェア修理の現場 |ハーマンミラーメンテナンス

ハーマンミラーのアーロンチェアは、正しいメンテナンスと修理を行うことで、10年、20年と長く使い続けることができる高機能ワークチェアです。 ハーマンミラー正規販売店であるChair株式会社が、ハーマンミラー公式の修理・再生工場であるハーマンミラーメンテナンスを訪問し、アーロンチェアの修理の現場をレポートします。

 


1. 純正パーツが並ぶバックヤード

アーロンチェア修理
アーロンチェアの純正パーツがモデル別に整然と管理されている。

メンテナンスセンターには、棚一面にアーロンチェアの純正パーツが並んでいます。 旧型(クラシック)から現行のリマスタードモデルまで、サイズ(A・B・C)やカラー(グラファイト/カーボン/ミネラル)ごとに年代を問わず最適な修理が行える体制が整っています。

 

正規メンテナンスではすべて純正パーツのみを使用するため、性能と安全性を維持できることが大きな特徴です。

 


2. 専門スタッフによる分解・診断工程

アーロンチェア修理
アーロンチェアを専用工具で分解し、可動部や構造パーツを丁寧に診断。

2-1. アーロンチェアの構造は「精密機械」に近い

アーロンチェアの内部には、チルト機構やリクライニング、ガス昇降など、複数のメカニズムが組み合わさっています。 見学した現場では、専用工具を使って座面・背もたれ・アーム・チルト・ガスシリンダーが慎重に分解され、一つひとつのパーツの摩耗状態がチェックされていました。

特に、座り心地の「心臓部」といえるチルトユニットは、アーロンチェアの修理においてもっとも重要な診断ポイント。 リクライニングの動きに違和感がある場合、多くはこの部分の摩耗や調整不良が関係しています。

2-2. よく見られる故障・不具合の例

  • 座面がゆっくり沈んでしまう(ガスシリンダーの圧力低下)
  • リクライニング時にギシギシと異音がする
  • 背もたれがスムーズに動かない、ロックが効かない
  • アームがぐらつく・高さ調整ができない
  • キャスターが回りづらく、床を傷つけてしまう
  • ペリクルにたわみや破れが見られる

これらの症状が出た場合でも、多くはパーツ交換と調整によって、本来の快適性を取り戻すことができます。

 


3. 再組み立てと調整で「本来の性能」を回復

アーロンチェア修理
分解と診断を終えたアーロンチェアを、純正パーツで丁寧に再組み立て。

3-1. ミリ単位の調整が座り心地を左右する

診断を終えたアーロンチェアは、必要なパーツを交換したうえで再組み立てされます。 この工程では、単に元に戻すだけでなく、ネジの締め付けトルクやチルトテンションの初期設定など、細かな調整が行われます。

  • チルトテンションノブの初期設定
  • リクライニングのスムーズさとバランス調整
  • アーム高さ・角度調整機構の動作確認
  • ガスシリンダーの固定角度チェック

最終チェックでは、実際に座った状態で違和感がないかを確認し、機能と安全性が基準を満たした段階で出荷準備に入ります。

 


4. なぜ、ハーマンミラー・メンテナンスでの保守が必要?

アーロンチェア修理
精密なチルト機構は、構造理解と専用工具なしに分解するのはハイリスク。

4-1. 構造が非常に複雑で専用工具が必要

アーロンチェアのチルトユニットや内部スプリングは、高い精度で組まれているため、一般的な工具と知識だけで分解・修理を行うのは危険を伴います。 誤った分解は、内部パーツの破損だけでなく、組み立て後の事故につながるリスクもあります。

4-2. 非純正パーツでは性能を回復できない

インターネット上では互換パーツも見かけますが、ガス圧や耐久性、素材が純正品と異なるケースも多く、結果として座り心地の低下や寿命の短縮につながる可能性があります。 アーロンチェア本来の性能を活かすためには、純正パーツによる修理が不可欠です。

4-3. 分解・改変は、ハーマンミラーの品質保証対象外製品になってしまう

お客様ご自身で、製品の分解や改変を行うことにより、ハーマンミラーの品質保証制度の対象外製品となってしまいます。

 

 


5. 正規販売店を経由した品質保証制度

適切な修理・メンテナンスにより、アーロンチェアは長年にわたり快適に使い続けることができる。

 

ハーマンミラーの品質保証制度により、保証修理のご依頼は「購入された正規販売店」経由で申請をおこなうこととなります。

アーロンチェアは単なるオフィスチェアではなく、長時間のデスクワークを支える「仕事道具」です。 正しい修理とメンテナンスを行うことで、本来の快適性を取り戻し、結果として生産性や健康へのメリットも大きくなります。

座面が沈む、動きがおかしい、音が気になる…といったサインが出てきた際には、お気軽にご相談ください。 Chair株式会社が、お客様のアーロンチェアが再び最良のパフォーマンスを発揮できるようサポートいたします。

品質保証修理に関しましては、こちらもご参照ください。

 

 

カテゴリAeron Chair, Herman Miller

Is the Aeron Chair Overrated or Timeless?

2025/11/15 By 片上太朗

「アーロンチェアは時代遅れ?」名作オフィスチェアは現代でも「最良の選択」なのか。

タイムレスなアーロンチェア

なぜ「時代遅れ」という疑問の声が?

1994年の登場以来、アーロンチェアは「高機能オフィスチェア」の定義を変え、世界中のエグゼクティブやクリエイターの座を支えてきました。しかし、現代において「アーロンチェアは時代遅れではないか?」という疑問の声を聞くことがあります。

 

その背景には、約30年という歴史の長さ、ライバルとなる高機能チェアの多様化、そしてモデルチェンジ前の「クラシック」モデルの中古品の多さなどが関係していると思います。

 

アーロンチェアの真価:クラシックとリマスタードの共通する普遍性

クラシック(旧型)とリマスタード(新型)が共通して持ち、アーロンチェアを「名作」たらしめている普遍的な価値は、発売から30年近く経った今も揺るぎません。

 

🧘 人間工学に基づいた「正しい姿勢」の追求

 

・キネマットチルト: 人間の足首を中心とした自然な回転軸に基づき、リクライニング時も身体がずれず、常にバランスの取れた姿勢を維持します。

・前傾チルト機能: PC作業など前のめりになる作業時に、座面ごと前傾させることで、腰椎への負担を軽減し、集中を促します。(※前傾チルトはオプションの場合があります)

 

💨 体圧分散と通気性に優れたフルメッシュ素材

・独自の高分子メッシュ**「ペリクル」**を採用。長時間座ってもお尻や背中に熱がこもらず、通気性抜群。また、座面全体で体圧を均等に分散するため、血行不良を防ぎます。

 

📏 3サイズ(A・B・C)展開による高い適合性

・体格に合わせてS・M・L(アーロンではA・B・C)の3サイズから選ぶ方式は、高機能チェアのパイオニアとしてのこだわり。自分の体にフィットする椅子を選ぶことが、快適性への近道です。

 

✨ 卓越した耐久性とリセールバリュー

・ハーマンミラーの徹底した品質管理と長期保証(リマスタードは12年保証)により、非常に高い耐久性を誇ります。その結果、中古市場でも高い価値を維持しやすく、「一生モノの椅子」として投資対効果が高い点も魅力です。

リマスタードへの進化

「クラシック」は名作ですが、現代のより多様な体型や働き方に合わせてハーマンミラーが再設計したのが「リマスタード」です。この進化には、大きな意味があります。

改善ポイント クラシック(旧型) リマスタード(新型) ユーザーメリット
腰部 サポート 仙骨サポートまたは ランバーサポートの選択 ポスチャーフィットSL 仙骨と腰椎を独立して より広範囲にサポート 腰へのフィット感が向上。 より自然なS字姿勢を維持し 腰痛リスクを軽減
メッシュ 素材 均一な張りのペリクル (クラシックペリクル) 8Z(エイトゼット)ペリクル 8つのゾーンで張りの強さを最適化 体圧分散が格段に向上。 座り心地がよりマイルドかつ正確に
操作レバー 前傾チルトとリクライニング のロックが別々のレバー 操作部の集約化 レバーがシンプルに統合され より直感的な操作性 煩雑さが解消され誰でも簡単に 設定変更が可能に
アームレスト 角度調整が3段階 前後移動不可 角度調整が8段階に細分化 前後移動機能を追加 PCやデスクとの距離に合わせ 肘をより精密な位置でサポート
リクライニング硬さ ノブの回転数が多い 約50回転) ノブの回転数を削減 (約14回転程度) 細かい調整は維持しつつ 調整完了までの手間を大幅に短縮

 

現代の選択肢:クラシック/リマスタード、あえて競合を選ぶ基準

では、現代のユーザーはどのアーロンチェア、あるいは他のチェアを選ぶべきでしょうか。

 

📌 アーロンチェア(リマスタード)を推奨する人

  • 長時間PC作業をするエンジニア、クリエイター、ゲーマー: 「正しい姿勢」を追求した設計は、集中力を維持し、健康を維持したいストイックなワーカーに最適です。
  • 最新のエルゴノミクスと操作性を求める人: クラシックからの進化を評価し、最新の技術と長期保証(12年)の安心感を得たい人。
  • リセールバリューやサステナビリティを重視する人: 耐久性が高く、資産価値も維持されやすい椅子への投資をしたい人。

📌 アーロンチェア(クラシック)を推奨する人

  • 予算を抑えつつ、名作の基本性能を求める人: 中古市場でリマスタードよりも安価に購入し、メッシュの快適さや基本設計の恩恵を受けたい人。※中古品の場合、保証や部品の劣化状態に注意が必要です。

📌 他の競合チェアを検討すべき人

  • 休憩時の「リラックス」を重視する人:アーロンチェアは基本的に「作業姿勢」重視です。休憩中に深くリクライニングして仮眠を取りたい、オットマンを使いたいという場合は、オカムラのコンテッサ セコンダやエンボディチェア(ハーマンミラー)、エルゴヒューマンといった、よりリラックス性や自由な動きに特化したチェアが適しています。
  • デザイン性や「包み込まれる感」を重視する人:アーロンチェアは機能美を追求していますが、身体を包み込むようなクッション性や、流線的なデザインを求める場合は、セイルチェアやVitraのオフィスチェアなども検討に値します。

時代を超越した名作の現在地

「アーロンチェアは時代遅れか?」という問いへの答えは、「否」です。

1994年のクラシックは、それ自体が普遍的な名作です。そして、2017年のリマスタードは、その名作を現代の技術で徹底的に磨き上げました。

ワークスタイルが「正しい姿勢で集中する」ことを最も重視するならば、リマスタードは今もなお「重要な選択肢のひとつ」といえるでしょう。

 

 

カテゴリAeron Chair, Herman Miller

Don Chadwick

2018/11/02 By 片上太朗

ドン・チャドウィック

ドン・チャドウィック

ともに1936年生まれのビル・スタンフとチャドウィックは、オフィス家具史上における最強のデザインデュオ です。

チャドウィックは家具職人である祖父の影響で家具作りに興味を持ち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で工業デザインを学びました。1976年から1985年にかけては、UCLAで教授として教鞭をとっています。UCLA卒業後、建築事務所で働き、1964年に自身の設計事務所を設立しました。

1974年にHerman Miller社のモジュラー・シーティング・システムを設計し、その後、Herman Miller の元デザイン研究担当副社長である Bill Stumpf と協業がスタートします。

1976年のErgon chair (アーゴン・チェア) 、1984年Equa chair (エクア・チェア) に続いて、スタンフとチャドウィックはハーマンミラー社のパイロットプログラムのなかで「高齢者向けの快適な椅子」の研究に取り組みました。長い時間座っている人が皮膚障害を発症しないようにエアレーションを重視し、通気性の良いテキスタイルを採用したSarah Chair (サラ・チェア) のプロトタイプを開発しました。

このときの経験が後に Pellicle (ペリクル) と呼ばれる織りメッシュのテキスタイルを生み出します。

ペリクル

チャドウィックとスタンフのパートナーシップは、チャドウィックのマテリアルと製造プロセスへのこだわりと、スタンフの人間工学(エルゴノミクス)へのこだわりに基づいていました。

ペリクル アーロンチェア

素材(ペリクルと呼ばれる全く新しいサスペンションテキスタイル)と人間工学(1から99パーセンタイルまでの体にフィットするように設計)は、開発当初から最重要視されていましたが、それに加えて長く使えることも重要でした。 その結果、高度な技術を駆使し、ほぼすべての人に適した、耐久性のあるチェアが完成したのです。

それが、アーロンチェアです。

カテゴリAeron Chair, Herman Miller, Herman Miller Story

Bill Stumpf

2018/10/06 By 片上太朗

ビル・スタンフ

Bill Stumpf

ビル・スタンフはウィスコンシン大学の環境デザインセンター大学院で研究したのち、1970年からHerman Miller Research Corporationのスタッフに加わりました。当初はジャック・ケリーのもとでアクション・オフィスの開発に携わっています。「ビルの優れた問題分析能力は、私たちが革新的な製品ソリューションを開発するのに役立ちました」とケリーは語っています。

その後1976年にハーマンミラー初のエルゴノミクス・オフィスチェア Ergon chair (アーゴン・チェア) をデザインパートナーとなるDon Chadwickとともに制作しています。 Ergon chairは、整形外科や血管医学の専門家と協力し人間工学的なアプローチから設計された最初のオフィスチェアでした。Ergon chairは、現在ではオフィスチェアに標準的に装備されているガス圧シリンダーを備えていました。

1979年に人間工学に基づいた着座ソリューションを設計するためにドン・チャドウィックとチームを結成しました。そして登場したのが、Equa chair (エクア・チェア)です。

Equa chairは広範囲のオフィスワーカーのサイズに対応するために3つのサイズで提供された最初のオフィスチェアでした。

1984年にはケリーとオフィスシステム家具 Ethospace (イソスペース)の開発に取組んでいます。ビル・スタンフ と ジャック・ケリー は、コンピューターがオフィスに導入されはじめた当時の状況や変化が、人々のニーズにうまく対応できていないことに気づきました。彼らは、スタンフが言うように「人間の精神を否定する」デザインの例をあまりにも多く見てきました。二人はより良いものを作るために着手しました。

カテゴリAeron Chair, Herman Miller Story

Remastered Aeron

2017/02/15 By 片上太朗

AERON REMASTERED

ビル・スタンフとドン・チャドウィックは、アーロンチェアをデザインした時、人間を中心に据えたデザインに対する深い知識と、革新的でかつて見たことのない技術を組み合わせて、他に類を見ないチェアを生み出しました。そして今、アーロンは、現代の仕事と働く人々のために、人間工学、機能、人体測定学、環境においてリマスターされました。1994年にアーロンチェアが発表された時、このようなチェアを世界中の誰も今まで見たことがありませんでした。それは座り方を変えただけではなく、チェアの在り方についての人々の考え方をも変えました。しかしそれ以来、たくさんの変化がありました。よって、アーロンチェアが変わることも理にかなっているのです。

8Zペリクル

新しい8Zペリクルは、座面と背もたれ全体が様々な張力を持つ8つのゾーンに横割りされているため、快適さと人間工学的なサポートを最も必要とする場所へもたらします。では、世界で最も愛されているこの象徴的なチェアをどのように改良されたのでしょうか?デザイナーのひとりドン・チャドウィックに依頼して、彼とビル・スタンフがつくったオリジナルのアーロンチェアの設計基準を、現代の仕事とテクノロジーを考え合わせながら見直されました。より強く洗練されたマテリアル、より良くなった調節機能、新しいフィニッシュオプション、そしてより健康的でより快適な座り心地を備えたアーロンチェアは、リメイクまたは再設計されたのではなく、リマスターされたのです。

ポスチャーフィットSL

新しいポスチャーフィットSLにより、調節可能な単一のパッドが仙骨を安定させ、背骨の腰部をサポートして、健康的な立った姿勢と同じような状態にします。新しい視聴者のために名作映画やアルバムを作り直すように、アーロンチェアは、現代の仕事、働く人々、働く環境のニーズを満たすためにリマスターされました。共同デザイナーのドン・チャドウィックの洞察力と、座るという科学のハーマンミラーの最新の研究とを組み合わせることで、新しいアーロンチェアは、今まで以上に賢明になりました。もちろんそれに座るあなたもです。

3サイズ

できる限り広範囲な体型のニーズを満たすために、アーロンチェアは、3種類のサイズでデザインされました。このインクルーシブな考えは、アーロンチェアのDNAの不可欠な要素になりました。よって新しいアーロンチェアも、同じように、人体測定学的なA-B-Cの3種類で提供されています。リマスターされたチェアは、直感で微調整できる最新のユーザー調整機能を提供しています。エンジニアリングの進化により、ハーマンミラーは、個人の好みに合わせるために回転したり、ねじったりする動作と、それに費やす時間を削減させることに成功しました。そして今、ユーザーは、最小限の労力で、自分好みのリクライニングを実現できます。さらに最新のアームメカニズムは、オリジナルのアーロンチェアのように上下、旋回調整できるだけではなく、前後調整を通して最大限パーソナライズできるようになりました。1つのサイズがずべての人に当てはまりません。端から中間というデザインアプローチを基に、アーロンチェアには、エクスクルーシブ(特定の人)ではなくインクルーシブ(すべての人)にフィットするための3種類のサイズが用意されており、人体測定学的に最も広範囲な体型に対して同じ快適性を提供しています。アーロンチェアのカラー、マテリアル、フィニッシュも現代の環境により良く適するように徹底的に再考されました。今回初めてアーロンチェアは、追加のスペックを必要としない、総体的に考え抜かれた3種類のマテリアルパターンを提供することになりました。ミネラル、カーボン、グラファイト、の3カラーからお選び頂けます。

アーロンチェア 一覧

カテゴリAeron Chair

Aeron Chair

2015/03/17 By 片上太朗

最先端の人間工学から生まれたアーロンチェアは独特の外観を持ち名前を聞いただけで分かる唯一のオフィスチェアです。あらゆる種類のオフィスワークをサポートします。

あらゆる体型にフィットし、座っているときのさまざまな動きに対応。革新的なサスペンションと操作しやすい調節機能によって、快適で健康にも良い、安定したサポートを提供します。ハーマンミラーはいつの時代も快適性の追及を真摯に続けてきました。アーロンチェアの背中の形にあわせた背もたれは腰への負担を低減し、後ろに向かって緩やかに傾斜したアームレストは、最も自然で快適な姿勢をとるよう支えます。また、下に向かってカーブしたシートの前面が太腿への圧力を軽減するため、血液の循環を妨げることなく、集中力が持続します。特許を取得したキネマットチルトにより、首、肩、腰、膝、足首を軸にした自然な動きが可能となります。アーロンチェアでは、まさにチェア全体が、姿勢の変化に合わせて自然に身体をサポートします。

人間工学に基づいたアーロンは、30年近く前にデザイナーのビル・スタンフとドン・チャドウィックが行った広範な研究のおかげで、幅広い体型に合わせて設計されました。その立ち上げは、オフィス家具業界の先駆者でした。今もなお、最新の研究と材料革新によって最新であり最良のオフィスチェアであり続けています。また、以前からアーロンチェアは人間の身体に良い製品でしたが、今では環境にもより良い製品に進化しています。

アーロンチェア 一覧

カテゴリAeron Chair, Herman Miller

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